2月ネタはまだ続きます。

明日で8年目になるんですね、
サトゴロウ(私)です。

2万人近くの誰かと、その誰かを大切に思うひとたち。暮らす方達、未来を目指すすべての方達に祈りを捧げます。

そうなの。
もう10日も経つけど、これを言わないと2月の話は収まりきらんというものがもうふたつありました。


2月は本物を見た月間でした。
お一人目はピアノ界の巨匠、クリスチャン・ツェメルマンです。

震災復興できた日本、何故か私の地元に新しくできた、市の文化会館の音響をとても気に入ってくださったらしく、お忍びで来日してCDも製作されたりしています。

新潟でリーディングさせていただくのに場所をお借りしているギャラリー蔵織さん。
そこの管理をしているクラシックCD専門店コンチェルトの佐藤さんに、「ショパンのピアノ協奏曲の一番が好きなんです」とお伝えしたときに教えて頂いたのがこの方のこの一枚でした。

ショパン:ピアノ協奏曲第1番・第2番

ポーランド人であったショパンの没後150年に結成された、ポーランド人によるポーランド人のためのオーケストラを指揮し、自らピアノを弾いたという一枚なんですが、これがまたすごかったんですよ。

スラブ民族の叙情っていうんですかね。みんな大好きミュシャのスラブ叙情詩を思い出すような、もっと情念的な肉感的な、暗さの中にぶっとい筋の通った誇りみたいな何か。
ショパンてお洒落で、つんとしてさらっとして切なくなるもんだと思ってたんですけど、この感じはあれですよ。
ジョルジュ・サンドもこれは仕方ないよね、この繊細さと深さと勢いで愛されたらもお離れられなくなっちゃうよね!ってゆー納得の一曲なんです。

実際のツェメルマンは笑顔が素敵なお髭の紳士でした。

始まる前、ステージ裏に巨大なエネルギーの塊がいるのを感じるんです。
大きさで言うと巨神兵の卵くらいの大きさ、すごい熱量をもった何かが木の壁の向こうにいる。

その何かが演奏に向かってコンセントレーションを高めていくと、会場内もぐんぐんぐん!と合わせて勝手に引き揚げられてしまう。
同じ空間にいると、同じとこまで勝手に連れてかれちゃう、そんな感じ。。

会場内は緊張感ですごいことになっていました。意識しなくても居ずまいをただしたくなる心地っていうんでしょうか。

1小さな音の一粒も聞き逃すまいという緊張感の中、歌うように、指揮するように、ツェメルマンさまは華麗なる世界へ私たちを連れて行ってくれましたよ。

前半はブラームス 、ソナタの3番。
男性らしく固くて強い曲調でしたが、演奏する後ろにスクリーンが見えているように感じました。 そこには、印象派の絵画のようなのどかな景色と舗装されていない道が見えていました。
どこだったのかなぁ。

後半はショパン。
スケルツォ、よく聞く曲なんだけど、あれで泣いたのは初めてだったなぁと。
よく解らないんですよ、こみあげてくるものがなんなのか。でも、よくわかんないけどそれでいいやと思いました。

何度もアンコールに応じてくれながら、空いてる方の手で指揮しながら、歌いながら気持ちよさそうに演奏されていました。
演奏している肉体と、味わう方の魂とかスピリットとは違うところにいるのかも知れないなぁ。

ってんで、
さすが世界でも指折りの演奏家は文字通り次元が違うぜと思ったり、柏崎市民で超ラッキーだったなと思ったりもしたわけです。

次は星野源さんについて語ります。

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